注文住宅の人気と特徴

注文住宅とは、建築士に自分の建てたい住宅の間取りやデザインを伝えて設計と建築をしてもらう住宅のことです。歴史的には、注文住宅が一般的になったのは最近のことです。戦後間もないころは、住宅不足の解消のため、画一的な住宅が大量に建設されました。その後の好景気のころから、他人と違う住宅をステイタスとして持ちたいという需要が高まり、注文住宅が人気となりました。

しかし、近年は長引く不況のため、お手頃な建売の需要が高くなっていますが、地方では、根強い人気があります。注文住宅のメリットは、何と言っても自分の理想の家が建てられることです。建売と比較すると、建築士との打ち合わせの時間や設計料が余分に必要なのですが、マイホームにこだわりのある人にとっては、苦にならないかもしれません。また、子供の健康を考えてシックハウスを避けたいとか、介護のためにバリアフリーの家を建てたい人にとっては、譲れない条件かもしれません。

建売の多くが、土地と建物がセットになっているのに対し、注文住宅では、建築する土地をあらかじめ購入しないといけないのです。しかし、自分の土地を持っている人や、地価の安い地方では、さほど問題とならないかもしれません。それに加えて、都市部よりも地方の方が、代々同じ土地に暮らす地元志向が高いので、マイホームにこだわりたいという気持ちが高いと思われます。転勤や、ライフスタイルに応じた住み替えなどで、すぐに転居する可能性のある家庭では、それほど住宅に時間と手間をかけられないという事情があります。

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