注文住宅を建てるとなった場合には、やはり間取りや部屋の大きさなどが気になるところです。しかし注文住宅においては、部屋の天井の高さ等についてもしっかりと考える必要があります。天井の高さは実は部屋で暮らしたときの快適性にも大きく関わります。床面から天井面までの高さのことを天井高と呼んでいますが、建築における法律では、室内の天井の高さは2.1メートル以上にしなければならないと言う定めがあります。
廊下や収納、トイレやお風呂などのようなスペースは、特に高さは決まっていません。部屋の中で天井の高さが上がってくる場合には、平均的な高さを2.1メートル以上確保する必要が出てくるのです。一般的に注文住宅のリビングなどの高さは2.4メートル、それぞれの部屋は2.3メートル以上にするケースが多くなってきています。これより高いければ良い、低ければ悪いと言うわけではなく、両方にメリットもあればデメリットもあるといえます。
天井が低いことのメリットとしては、建築コストが抑えやすいことや冷暖房の効率が良く光熱費が抑えられることが挙げられます。反対に圧迫感を感じやすかったり、イノベーションにおいては標準の設備機器が設置できないケースが多いので、機器の選定の選択肢が狭まってしまうなどのことが挙げられます。天井が高ければ開放感を感じやすく、大きな窓を設置することができるので、部屋の中の明るさを確保しやすいです。しかし建築コストが標準よりも高くなり、電球を交換するなどのメンテナンス対策を行う必要があります。
冷暖房の効率も悪いので、光熱費が高くなりやすいでしょう。
No comment yet, add your voice below!